<戦後70年>“幻の大本営”に学ぶ戦争の不条理 長野・松代
この工事に従事した朝鮮の労働者の1人、崔小岩(チェ・ソアム)さんは若いころから日本各地の工事現場で働き、松代でも従事。戦後、松代大本営工事を直接知る関係者の1人として多くの証言を残し、1991年に亡くなりました。このほか、工事に関連して、地元の多くの住民が立ち退きを迫られたことなども断片的に伝えられています。 NPO法人松代大本営平和祈念館の北原高子事務局長は「今年は特に平和の問題が注目されているので、この8月は多くの人が訪れそうです。小学6年生でも学校で事前に勉強してきた子どもたちは反応が違いますね」と話しています。 (高越良一/ライター) ※NPO法人松代大本営平和祈念館(長野市)は、電話026・228・8415。