「若い頃は他人のせいにばかりしていた」土居聖真。責任転嫁のスタンスだったアタッカーがなぜ“自分に矢印を向ける”ようになったのか【モンテディオ山形】
自分に納得できず食事も断る
今季のシーズン途中に鹿島アントラーズからモンテディオ山形に移籍した土居聖真は、この新天地で躍動。チームを上位に押し上げる原動力となった。しかし、本人は満足していない。むしろ募らせているのは悔しさのほうだ。 【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選! 「ゴールもアシストももっと決めることができる感覚があって、その意味で悔しさが残ります。ある時チームメイトの安部崇士とご飯に行く約束をしていて、試合後に彼から『今日、ご飯行きます?』と訊かれたんですが、自分のプレーに腹を立てていて『今日、自分にすごくイラついているからやめるわ』って断ったんです」 そのゲームにチームは勝ったものの、自分の出来に満足できなかった。「みんなに迷惑をかけた。俺が決めていればもっと楽な展開になったのに」と土居は反省したという。 今では自分にしっかりと矢印を向けている土居も、若い時は違った。 「若い頃は他人のせいにばかりしていました。アイツのせいだとか、アイツがパスをくれないからだとか。言わずとも心の中で思っていました」 責任転嫁をしていた土居を変えたのが、20代後半の“成功体験”だった。具体的な内容は明かしてくれなかったが、それによって「自分がやれば勝手にチームはついてくることを学んだ」という。 では、自分に矢印を向けた感情をどう処理するのか。土居には独特のマイルールがある。 「その日の24時まではとことん反省するというか。良いプレーをしたらとことん喜ぶ、悪いプレーをしたらとことん凹む。でも、24時1分になったら忘れて、気持ちを切り替える」 これもまたプロとして生き残る、ひとつの術と言えるだろう。 構成●サッカーダイジェストTV編集部
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