室内の「温度のムラ」で損をしている?フィルター掃除で節電効果も!ダイキンが教えるエアコン暖房の効率的な使い方
快適に過ごすコツは「湿度」の管理
ダイキンによると、体感温度は湿度が高くなるほど上がり、低くなるほど下がるという性質がある。たとえば同じ25℃の室温でも、湿度が25%の場合と55%の場合では、湿度が高い時の方が暖かく感じるそうだ。 空気には温度が上がるほど湿度が低くなるという性質があるため、暖房をつける際は加湿器などを併用して湿度をコントロールしてほしい。こうすることで、設定温度を必要以上に上げなくても暖かく過ごすことができるのだという。 湿度は40%以下の環境だとウイルスが活性化しやすく、反対に60%以上になるとカビの発生につながりやすいそう。冬場だけでなく、年間を通じて40~60%の湿度を保つのが理想的というので、意識するといいかもしれない。
室内の熱は「窓」から逃げていく
では、せっかく暖まった部屋から暖かさを逃さないためにはどうしたら良いのだろうか。ダイキンが紹介するのは、カーテンの工夫だ。 「室内の熱は床や壁などさまざまな場所から出て行きますが、半分以上は窓から逃げていくと言われています。二重窓などにリフォームするのも手ですが、まず工夫できるのはカーテンの素材やサイズ、色などでしょう」 比較的手軽にできるのが、カーテンの付け替えだ。断熱性の高い素材や、床まで届くサイズのものに替えるほか、実は色も大事な要素。カーテンも青や緑よりも、ピンクやオレンジなどの色にすると、気分的により“あたたかみ”を感じるようになるそうだ。カーテンを買い換える際は、ぜひ色にもこだわってほしい。 暖かい部屋をつくる方法はわかったが、寒さが続く中、不安がよぎるのが電気代だろう。ダイキンによると、節電のためにできるのは「フィルターの掃除」と「整理整頓」だという。 「屋外の空気中から集めた熱を室内に送り込んで暖房する仕組みのエアコンは、室内機や室外機がうまく空気を吸い込んだり吹き出したりできない状態だと、熱を効率的に集められなくなってしまいます。 室内の空気が暖まりにくくなるとその分電気代もかかってしまうので、フィルターが目詰まりしていないか、室外機のまわりに余計なものが置かれていないかなどを確認してください」