オクターブ、モノラル真空管パワーアンプ「MRE 220 SE」。ダンピングファクターをHigh/Low切り替え可能
フューレンコーディネートは、同社が取り扱うドイツ・OCTAVE(オクターブ)ブランドより、モノラル真空管パワーアンプ「MRE 220 SE」を発売する。価格は「KT88」搭載モデルが5,610,000円(ペア・税込)、「KT120」搭載モデルが5,940,000円(税込)。シルバーとブラックの仕上げを用意する。 「MRE 220 SE」の背面端子。XLR、RCAを各1系統ずつ装備 2013年に発売された真空管アンプ「MRE 220」をさらに進化させ、高解像度や忠実度の高さといった現代のスピーカーからの高い要求に応えるべく開発したモデルだと同社は説明。NFB(ネガティブフィードバック)を切り替えるという新しいアプローチが採用されており、組み合わせるスピーカーに合わせてダンピングファクターをLowもしくはHighに切り替えることができる。 出力段は五極管プッシュプル動作で構成。「KT120」を4本、もしくは「KT88-S4A-Carbon」を4本搭載するモデルのいずれかから選択ができる。またオクターヴオリジナルのバイアス調整機能により、KT100、KT90、6550、KT88、EL34等との差し替えも可能となっている。 入力段はECC802×2本、6SN7×1本を搭載。またアナログ入力端子はRCAとXLRを各1系統搭載する。 最大出力(4Ω時、KT120の場合)はダンピングファクターがHighの場合は220W、Lowの場合は150W。周波数特性は20Hz-70kHz、ゲインは26dB(RCA)、高調波歪率は0.1%以下(10W/4Ω)。推奨スピーカー能率は85dB以上となっている。 サイズは488W×229H×419Dmm、質量は約29.3kg(グリルカバー含む)。電源ケーブル、3mmドライバー、真空管カバー圧着用六角レンチ、スペア出力管が2本付属する。
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈