【チャンピオンズC】「前走地方JpnⅠで負けた馬」が複回収率167%! データで導く穴馬候補3頭
データで見る「穴候補3頭」
今週日曜の中京メインはチャンピオンズC。下半期にJRAで行われる唯一のダートGⅠ競走だ。 【チャンピオンズカップ2024 推奨馬】勝率66.7%に該当で信頼度◎! 国内は連対率100%で盤石(SPAIA) 先週のジャパンCとは打って変わって、当レースは過去10年で3連単の平均配当が29万円超、8番人気以下が10頭馬券に絡むなどよく荒れている。舞台となる中京ダート1800mは外を回ると不利が大きいコース形態で、枠順や立ち回りによる紛れがしばしば起こる。 今年、残るGⅠで大穴馬券を狙うなら、ここかホープフルSの2択だろう。今回も様々な切り口のデータを駆使して3頭の穴候補を導き出した。
「地方JpnⅠで負けた馬」は絶好の狙い目 ペプチドナイル
まず1頭目はペプチドナイル。フェブラリーSで11番人気の低評価を覆したGⅠ馬だが、想定オッズを見るに今回も人気はそこまで上がらず4~5番人気くらいで買えそうな情勢だ。 チャンピオンズCでは毎年、南部杯やJBCといった地方交流の大レースを使ってきた馬と、シリウスS、みやこS、武蔵野SなどJRAの前哨戦を叩いてきた馬が合流する。一見、比較が難しいようでいて、これは明確に「JpnⅠ組」が上と考えてよい。 賞金を十分に持っているトップ層は基本的にJpnⅠ(あるいは海外遠征)に回るため、JRAの前哨戦はそうでない馬中心のメンバー構成になる。往々にしてレースレベルに大きな差がある。 過去10年のデータを見る。前走がJpnⅠ(※京都開催の18年JBCはこちらに含める)だった馬は【8-6-4-45】複勝率28.6%、単回収率196%、複回収率134%。一方のJRAダート重賞組は【1-4-5-62】複勝率13.9%、単回収率10%、複回収率58%と劣勢だ。まずは前走JpnⅠ組に狙いを絞る。 ただし、前走JpnⅠだった馬のうち、その勝ち馬は【2-1-0-12】とあまり振るわないことに注意。砂質もコース形態も違う地方→中央の連勝は難しいようだ。2着以下【6-5-4-33】複勝率31.3%、単回収率245%、複回収率167%の方が馬券的には狙い目だ。 南部杯では2着に敗れたペプチドナイルだが、ダート1800m以上では5勝を挙げた実績がある。先着を許したレモンポップは1600m以下がベターの馬。200m延長で逆転可能だ。フェブラリーSの勝ち方も前半3F33.9秒のハイペースで他の先行勢が軒並み潰れる中、4番手から早めに抜け出して押し切る強い内容だった。春秋統一王者になるだけの能力は有している。