【ハイライト動画あり】立命館大学が魅せた渾身DF&決定力。春に関西準Vの関西学院大学と大熱戦。2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ
しかし負けられない関学大は、優勢となったスクラムから反撃に転じる。
ショットを狙わずに敵陣に入ると、ここで堅実にモール攻撃。頼もしいHO平生翔大主将が貴重なトライ(ゴール失敗)を決め、ついにビハインドを3点差(19-22)に。
このトライ後に「ロスタイムは6分」のアナウンス。
まだ勝負は分からない。キック失敗の関学大はショット選択でも同点の状況だ。3点リードを守りたい立命大だが、自陣ゴール前のラックで深刻な反則(オフサイド)でシンビンの苦境に立たされた。
最重要局面でFWが減り14人となった立命大。ここで関学大はもともと優勢なスクラムが8対7となり、相手ゴール前でスクラム選択する。
このスクラムはなんとかペナルティを許さなかったが、関学大はボールを拾ったU20代表暦のあるNO8小林が突進。力強く飛び込み、歓喜の逆転トライ。ゴール成功で4点リード(26-22)を奪った。
14人の立命大、まだワンプレーあったが、キックオフボール確保の関学大に蹴り出されて、無念のノーサイド。22-26で2敗目を喫した。
ここで奪った勝点1はハードワークと実力の証明だろう。立命大の次戦は10月13日、2連勝の難敵・天理大学と対戦する。
後半優勢のスクラムを起点に巻き返し、地力をみせた関学大。敵陣での打開力、序盤戦のエナジーなど一貫性に課題を残した。選手権出場へさらに上積みしたい次戦は同13日、相手は2敗の同志社大学だ。
多羅 正崇