【ハイライト動画あり】立命館大学が魅せた渾身DF&決定力。春に関西準Vの関西学院大学と大熱戦。2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ
昨季5位で1敗の立命館大学。 【ハイライト】立命館大学 vs. 関西学院大学
昨季3位で、今季関西春季トーナメントで初の決勝進出を果たした1勝の関西学院大学と、大熱戦をくりひろげた。
9月22日開幕の2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグは10月6日(日)、東大阪市花園ラグビー場(第2グラウンド)で、第2節の2試合を行った。
第1試合では昨季6位の関西大学が同4位の近畿大学を撃破(31-25)。下馬評を裏切る波乱に触発されたかのように、快晴の下、まず攻勢をかけたのは立命大だった。
立命大は昨季、王者・京都産業大学を同時期に4点差(22-26)まで追い詰めるなど実力は十分だ。
まず開始直後には自陣の相手ラインアウトをスティール。ロングキックからNO8島正輝の好タックルでターンオーバー。関学大を守勢にまわした。
関学大はHO平生翔大主将がオーバーとなった相手ラインアウトを捕球、すぐにキック「50:22」を決めるスーパープレーもあったが、直後のラインアウトミスから後退。
すると決定力ある立命大は前半8分に敵陣で展開攻撃。バックドアからCTB中村颯汰がゲインを獲ると、最後はSH福本颯翔がパスダミーからゴール下へ先制トライを決めた。
7点ビハインドの関学大もすぐ反撃する。
敵陣でペナルティをもらうと混戦模様でCTB川村祐太が絶妙なタップパス。もらった快足WTB武藤航生が左隅で2対1をつくり、大外のNO8小林典大がフィニッシュ。すぐにスコアをイーブン(7-7)に戻した。
すると前半16分だ。
立命大は敵陣スクラムでボール確保。パスは乱れるが敵陣22mのフェーズアタックに入ると、多層攻撃からふたたびCTB中村。決定的なオフロードパスを決め、チーム2トライ目をアシストした。
立命大はディフェンスでも魅せていく。
7点(7-14)を追う関学大は中盤からボール保持でアタック。しかし立命大は鋭い出足でNO8島正輝、PR甲斐匠馬らが的確なタックルを放つ。手詰まりになった関学大のキックを司令塔・SO山下真之介が蹴り返し、タッチを選ばせ、粘り勝ち。