広島・宇草「本当に毎日が勝負」1軍に合流 「練習からガンガンにアピール」マツダスタジアムで全体練習に参加
広島の宇草孔基外野手(26)が29日、1軍に合流し、マツダスタジアムでの全体練習に参加した。 巡ってきたチャンスを逃すわけにはいかない。宇草は1軍生き残りへ闘志を燃やした。「本当に毎日が勝負。結果を出すぞという気持ちは、めちゃくちゃある。練習からガンガン、アピールしていこうと思っている」と気合を入れた。 昨春キャンプは1軍で迎えたが、キャンプ終了後に2軍へ合流。プロ4年目で初めて1軍出場がないままシーズンを終える悔しさを味わった。2軍からスタートした今春キャンプでは12日に1軍で行われたシート打撃で3打数2安打と存在感を発揮。1軍が沖縄に移動した後も、日南で連日アピールを続けて1軍合流にこぎつけた。 好結果の要因は打ちに行く際、頭の位置を過度に動かさなくなったことだと明かす。「打ちに行った中で頭のブレを少なくというか。それを意識したら、スイングの軌道も良くなってきた。変化球も『うまく拾えたな』とか、そういうのが少しずつ出てきている」。つかみかけた手応えを、さらに高めてモノにする。 目標は開幕1軍に向けた競争を勝ち抜くこと。必死さの中にも「頭の整理だったり、冷静に一歩引いて」と客観的に自分を見ることも忘れない。 森下、石原と同期入団で、21年からは2年連続で40試合以上に出場。昨年味わった苦い思いを晴らすためには一戦一戦が鍵を握る。「自分のやるべきことに集中して、結果を出すまでの準備をやり尽くしたい」と宇草。死に物狂いで外野サバイバルに挑む。