「選ばれし男は日本人選手に見えていたが…」ラツィオ鎌田大地とライバルMFの序列逆転に伊紙が注目 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオにおけるMF鎌田大地とライバルのMFマテオ・ゲンドゥージの立場の逆転にイタリア紙が注目した。 【動画】鎌田大地(ラツィオ)王者に土をつけた会心の移籍後初ゴール!
昨夏の移籍市場において、セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチの後継者として、ラツィオに加入した鎌田大地。当初は、新天地で歓迎を受け、開幕直後は右インサイドハーフのレギュラーの座をつかみ、セリエA第3節のナポリ戦では、移籍後初ゴールとなる決勝点でチームを勝利へと導いた。 だがラツィオは、2人目のミリンコヴィッチ後継者となるマテオ・ゲンドゥージをマルセイユから獲得。指揮官のマウリツィオ・サッリは、成績不振のチームの要因が中盤のバランスにあると考え、鎌田を外してフィジカルに優れた元マルセイユMFをスタメンに据えた。 その後、鎌田がサッリの戦術への適応に苦戦する一方、ゲンドゥージは指揮官の厚い信頼を受け、序列は逆転した。そんな2人について、イタリア紙『Corriere dello Sport』が26日、スポットライトを当てた。 イタリア紙は、昨年9月のナポリでの一戦を振り返り、「ラツィオは、カマダのゴールのおかげで勝利した」と回想。「あの時、サッリのスタメン11人の中で、ミリンコヴィッチの退団で空白となったポジションを担うために選ばれし男は、日本人選手のように見えていた」と綴った。 「だが、あの長髪男がマルセイユからやって来て、序列を覆し、指揮官の視点を変えさせた」と指摘。「その結果、元フランクフルトMFは、下降の一途をたどり、脇役へと押し出された」との見方を示した。こうして「フランス人の昇進への道はなだらかとなり、あの時からラツィオで1試合たりとも欠場せず、当初の途中出場の立場から、不動のレギュラーへと変わった」と述べた。 セリエA前半戦のナポリとの対戦では、鎌田に代わって途中出場したものの、決定機を決めきることができなかったゲンドゥージ。だが、シーズンが後半戦に突入した現在、スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで決勝点を挙げて主役となった鎌田と立場は逆転し、ラツィオでスポットライトを浴びている。