年収の壁、超えたらどうなる? 短時間労働者が手取りを減らさない方法とは?
130万円の壁を超えた場合
次に、130万円の壁について見ていきましょう。 残業などにより、一時的に収入が増えて、年収が130万円を超えてしまうこともあるかもしれません。このようなケースでは、企業が「繁忙期の労働時間の延長によるもの」という証明を行えば、引き続き扶養の範囲内であると認定され、社会保険料を納めなくてもよくなります。 これは2つ以上の事業所に勤務している方も対象となり、人手不足に伴う労働時間の延長等を行った事業主から、証明書を取得する必要があります。自分の働き方でも被扶養者として認定を受けられるか、心配な場合は、加入している健康保険組合などに相談してみましょう。
まとめ
年収の額を調整しながら働いている人でも、繁忙期などに残業をすることがあるでしょう。うっかり年収の壁を超えてしまった場合、手取り金額を減らさない方法があることを知っておくと安心です。今回紹介した内容を参考にしながら、自分が働いている会社は、どのような取り組みをしているのか、調べてみるとよいでしょう。 出典 内閣府大臣官房政府広報室 「年収の壁」対策がスタート!パートやアルバイトはどうなる? 厚生労働省 年収の壁・支援強化パッケージ 執筆者:下中英恵 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
ファイナンシャルフィールド編集部