藤原紀香 今年は「與」 昨年末は災難続き…ハッピーやドキドキ「与えていきたい」
女優の藤原紀香(53)が8日、都内で出演するテレビ東京ドラマ「家政婦クロミは腐った家族を許さない」(10日スタート、金曜深夜0・12)の制作発表に出席した。 昨年11月25日に所属事務所サムデイが破産手続き開始決定を申し立て、同29日には夫で歌舞伎俳優の片岡愛之助(52)が稽古中に顔面を骨折。関係者によると「失明や寝たきり状態にもなりかねない危険な事故だった」という。明けて1月7日には新たに芸能事務所「ケイダッシュ」と業務提携を発表した。この日はそんな波乱の年末年始を経て初の公の場。「芸能生活が第2ステージに入ったので、その中で応援してくださる人にいろいろな形でハッピーやドキドキをシェアし、与えていきたい」と前向きな思いを語った。 会見で用意した書き初めには美しい筆跡で「與」とつづった。「與」は「与」の旧字体。「昨年はいろいろなことがありました。そんな時に凄く人に優しくされて、周りの人にたくさんの愛を与えられたなと思います。私も慈しみとか愛とか頂いたものを与えていきたい」と文字に込めた思いを明かした。愛之助は3月4日に東京・歌舞伎座で初日を迎える「三月大歌舞伎」で復帰することが発表された。「(お見舞いのお礼などで)年末年始もずっと筆を使っていました」と振り返った。 原作はきづきあきら、サトウナンキ両氏の同名漫画。秘密を抱えた家政婦(関水渚)が勤務先の家で「理想の家族」を追い求める。 紀香は波瀾(はらん)万丈な人生を歩んできた女性敏腕社長役。役と自身を重ね「平凡な人生でなく、花火が上がるのも面白い。試練があってタフになっていく。これからもそんな人生になっていくと思います」と、新年らしく晴れやかで艶やかな表情で語った。(前田 拓磨)