「2部制」導入も話題。甲子園の暑さ、どう乗り切る?【山本萩子の6-4-3を待ちわびて】第127回
選手や観客と同じように、応援団も熱中症になるリスクを抱えています。地方大会では選手の保護者たちが、応援団とそれ以外の一般客にもドリンクを配る光景が見られたそうですね。 本当はドーム球場などで試合ができればいいのでしょうが、甲子園は球児にとっての"聖地"ですし、難しい部分もあるでしょう。甲子園球場は内野スタンドを覆う屋根をアルプススタンドまで拡張する工事を行なっていて、2028年に完成する予定だそうです。ただ、外野はこれまでと変わりません。 甲子園は球場周辺の環境により、屋根つき球場への改築が難しい状況にあるそうです。こうなったら、知恵で乗り切っていくしかありません。 以下は、野球未経験者の山本が勝手に考えた新たなアイディアです。みなさまのご意見を聞かせてください。 ・ナイターはもちろん、早朝6時から試合を開始する。 ・とにかく水を撒いて温度を下げる。公園などにあるミストだとなおよし。 ・日焼け止めをしっかり塗る。 ・帽子を首の後ろまでカバーできるデザインに変更する。 ・帽子に遮光素材を採用する。 ・伝令の選手に日傘を持っていかせる。 ・審判に空調服を導入する。 メジャーでも異常気象が続いた結果、2020年から使用されているテキサス・レンジャーズの新球場グローブライフ・フィールドには屋根がつけられました。やはり選手も環境がいいところで野球をしたいはず。FAなどで選手が球団を選ぶ際に、球場の屋根の有無や、ドームかどうかが選考ポイントになる日がくるかもしれませんね。 この先、まだまだ甲子園では熱戦が続きますが、球児のみなさんが快適に野球できること、ケガなく最後まで全力でプレーできることを心から願っています。それでは、また来週。 構成/キンマサタカ 撮影/栗山秀作