『AI予測』は的中するか?千賀滉大、藤浪晋太郎の成績予測を中間評価
シーズン開幕前に当サイトで発表した『日本人選手、2024年シーズンのAI予測』(https://bit.ly/4edzrSu)であるが、その精度はどの程度のものだったのか。
正式な答え合わせはレギュラーシーズンが終わったところでするとして、シーズン全体の1/3強を消化し、本格的な夏の訪れを前にした現段階は、AI予測がどの程度的中するかを見通す上で悪くないタイミングと言えるだろう。
まずは、AI予測の的中がほぼ絶望的なケースから取り上げてみることにしよう。そのケースとは、メッツに在籍する2投手に対する予測である。では、改めてシーズン開幕前にAIが打ち出した千賀滉大と藤浪晋太郎の今季の成績予測を見てみよう。
◆千賀滉大:2024シーズンAIの予測成績 登板23 先発23 投球回131.5 防御率4.05 勝利8.1 敗戦7.5 セーブ0 奪三振159.9 与四球60.6 与死球9.1 自責点59.1 失点64.9 被安打104.8 被本塁打13.8 奪三振率10.95 与四球率4.15 被本塁打率0.94 被打率.214 BABIP.304 FIP3.77 WHIP1.26
◆藤浪晋太郎:2024シーズンAIの予測成績 登板53 先発1.7 投球回61.1 防御率4.98 勝利3.3 敗戦4.6 セーブ0 奪三振64.1 与四球32 与死球5.9 自責点33.8 失点36.3 被安打54 被本塁打8.2 奪三振率9.44 与四球率4.72 被本塁打率1.21 被打率.233 BABIP.303 FIP4.77 WHIP1.41
千賀の予測が外れるであろうことについては、かなり同情の余地はある。というのも、AIは一躍エースの座に君臨した右腕について、何らかの事情により今季は昨季より登板数を減らすと読んでいた。
実際、この点について、開幕前の記事では「どの時点での予測かは分からないが、仮に負傷者リスト入りする前から登板と投球回の減少を予測していたのだとすると、これは大したものである」。