海外メディアは大坂なおみの全米OP2年ぶり決勝進出をどう伝えたか?「人間として選手として成熟」
米国のCBSスポーツは「大坂は決勝の座をつかんだ2人の女性の1人となりグランドスラム大会の準決勝をはじめて戦った第23シードのブレイディを7-6、3-6、6-3で破った。セリーナ・ウィリアムズを破った全米オープンからわずか2年後に大坂は『フラッシングメドウズの環境がキャリア3度目のグランドスラム勝利をもたらしてくれる可能性ある』と、正々堂々、声高に言った」と伝えた。 そして2時間を超える激闘の中から、「大坂には(全米オープンのハードコートが)良く合っている。重要なポイントの一つとして彼女のバックハンドがネットに助けられ相手サイドにポトリと落ちるシーンもあった。また大坂を助けた、もう一つには、ブレークポイントでブレイディのリターンがアウトと判定されたミスジャッジがある。実際にリプレイを見るとラインに触れていたが、25歳の米国選手(のブレイディ―)は、この判定にチャレンジをしなかった」と2つの場面をピックアップした。 決勝の相手はセリーナ・ウィリアムズ(38、米国)をフルセットで破り、7年ぶりの4大大会決勝進出を決めた世界ランキング27位のビクトリア・アザレンカ(31、ベラルーシ)だ。大坂とは過去に3戦しており2勝1敗。最近の試合は昨年の全仏オープンの2回戦で、大坂が4-6、7-5、6-3で逆転勝ちしている。 2人は全米オープンの“前哨戦“「ウェスタン&サザン・オープン」の決勝で対戦予定だったが大坂が太ももの故障で棄権していた。 英国のガーディアン紙は、「アザレンカが全米オープン決勝で大坂に対して時計を巻き戻す準備を整える」との見出しを取り決勝戦に焦点を当てている。 「アザレンカは大坂がハムストリングの故障で棄権した2週間前のウエスタン&サザン・オープンの決勝の再戦として対戦することになる」とし「大坂の大舞台での強さを表すものとして、グランドスラム大会の後半での成績がある。彼女はキャリアで(グランドスラム大会の)4回戦を3度突破した。結果は驚かされるように、2018年の全米オープン、2019年の全豪オープンで優勝。そして今、2020年の全米オープンで決勝にたどり着いた」と、大坂が全米オープンで圧倒的な強さを発揮することに注目している。 決勝は日本時間13日の朝5時から行われる予定だ。