【独自】悪質ホストクラブのグループ新店舗禁止を検討…「スカウトバック」支払った性風俗店の取り締まりも 警察庁有識者会議
悪質ホストクラブの撲滅のため、警察庁の有識者会議がホストクラブで違法行為が発覚した場合、その店のグループ会社による新たな店のオープンを禁止する対策を検討していることがわかった。 【画像】「月1000万円行く人もいる」スカウトバックの実態について語るスカウトや性風俗店の元経営者 現行の風営法では、ホストクラブが摘発された場合、グループ会社が店名を変えるなどし営業できることから、警察当局との間でいたちごっこになっている。 警察庁の有識者会議は、違法なホストクラブが見つかった場合、その店のグループ会社による新たな店のオープンを許可しない対策を検討していることがわかった。 ホストクラブの支払いに困った女性が匿名・流動型犯罪グループ=「トクリュウ」によって風俗店に紹介されるケースでは、女性が売春で得た金から「スカウトバック」と呼ばれる報酬がスカウトやホストに支払われている実態がある。 スカウトは「違法なのは違法ですけど。稼いでいる人(スカウト)は月500万以上、1000万とかいってる人もいる」とその実態を明らかにする。また、性風俗店の元経営者は、「(スカウトグループは)闇バイトの中でも本当のホワイト案件。違法行為はするけど被害者はいない」と話す。 警察庁の有識者会議は、「スカウトバック」を支払った性風俗店についても取り締まる対策を検討している。
フジテレビ,社会部
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