大谷翔平に強力援軍 サイ・ヤング賞2度のブレーク・スネルがドジャースと合意 5年総額274億円超
ドジャースがジャイアンツからFAとなっていたブレーク・スネル投手(31)と5年総額1億8200万ドル(約274億8000万円)で契約合意に達したと、26日(日本時間27日)にMLB公式サイトなどが伝えた。早ければ27日(同28日)に身体検査を受ける予定だという。 正式発表前にもかかわらず、スネルは自身のインスタグラムに、ドジャースのユニホーム姿の合成写真を投稿。大谷翔平投手(30)らが「いいね」で歓迎した。 先発左腕のスネルは2018年にレイズで最多勝と最優秀防御率の2冠を獲得し、サイ・ヤング賞を受賞。23年はパドレスで最優秀防御率に輝き、サイ・ヤング賞を再び手にした。今季は5勝(3敗)に終わったが、8月2日のレッズ戦で無安打無得点試合を達成した。防御率3・12だった。シーズン終了後にFAとなり、ヤンキースやレッドソックスも獲得を目指していた。通算211試合の登板で76勝58敗、防御率3・19。来季は投手復帰する大谷、山本、グラスノーとともに先発4本柱として期待される。 USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者は自身のX(旧ツイッター)に契約の詳細を投稿。それによれば、総額1億8200万ドルのうち、契約金が5000万ドル(約75億5000万円)で6200万ドル(約93億6000万円)が後払い。トレード禁止条項はないが、トレードされた場合は500万ドル(約7億5000万円)が支払われるという。 ドジャースはワールドシリーズ(WS)を4年ぶりに制覇したものの、チームトップ11勝のストーンら投手陣に故障者が相次ぎ、ポストシーズンではブルペンデーで4度戦った。7月30日の移籍後、10試合で6勝をマークした先発右腕のフラーティ、WSで胴上げ投手になったビューラーがFAになったこともあり、今オフは先発投手の補強ポイントだった。 メジャー屈指の4本柱が完成したドジャース。1998~2000年のヤンキース以来となるWS連覇に視界良好だ。
東スポWEB