神戸新聞ＮＥＸＴ

　神戸新聞社は２０２４年度大学入試での兵庫県内高校の合格実績をまとめた。定時制や通信制を除く県立１２２校、市立１３校と私学の各高校の大学合格者数を大学別に集計してランキングにした。今回は東京大、京都大など旧帝国大７大学と、一橋、筑波などの難関国立大の合格者数ランキングを紹介する。 【ランキング】兵庫県内高校の東京大学合格実績 　大学合格者数の集計はホームページなどで実績を公表している高校が対象。大学別の人数を公表していない高校はランキングに含まれない。合格者数は現役生と既卒（浪人）の合計だが、現役生のみの実績しか公表していない高校もある。 　国内最高峰とされる東京大は、全国屈指の進学校である灘が９４人と圧倒的に多く、４位までを私学が独占した。県立では神戸と姫路西が各６人で５位に入った。県内合計は１８校１８２人だった。 　京都大も東京大と同様、灘が５３人とトップを保ち、甲陽学院が４７人で続いた。県内合計は２９校２９３人だった。国立上位の東京、京都、一橋の合計では、灘、甲陽に続いて神戸と長田がそれぞれ３３人で３位に並んだ。 　大阪大は４１人の長田がトップとなり、上位１０校のうち７校を県立・市立が占めた。長田は北海道大、名古屋大でもトップで、東北大は神戸、九州は姫路西が１位となるなど、東京、京都を除く旧帝大では県立・市立高校の実績が目立った。