叙々苑が食べられる品川の「高級フードコート」、実際に行ってみてわかった素晴らしさとは? ビジネス街の反対側「高輪口」にオアシスがあった
■土日でも? だからこそ? 満員なフードコート 品川キッチンがあるのは、品川プリンスホテルのアネックスタワー2階だ。 訪れたのは5月の某日(土日)。ビジネス街と言えども、近辺には多くのタワマンがあるせいか、ものすごい人出である。土地と時期的に外国人が多いのかと想像していたが、日本人がほとんどのように見受けられた。 まず入り口にあるアルコールディスペンサーが、見たこともないシックな感じで高級感を植え付けてくる。
手洗い場のハンドソープも、よくある鮮やかすぎる謎に緑な液体でなく「キレイキレイ」なのが目を引く。あの緑の洗剤で手を洗うと、いかにも「殺菌しました!」的なにおいがして苦手な私は、これだけでもうこのフードコートにメロメロである。 給水場にある紙コップも、何だか通常のものより分厚い高級な素材に感じてきた。中に進むとテラス席もあり、せっかくならと空くのを待って着席する。 今回の目当ては何といっても叙々苑だ。ウキウキして向かう。驚いたのが、ガラス越しに見える調理場で、金網を使って牛たんを焼いていること。世界広しといえども、牛たんが食べられるフードコートはそうないだろう。
DXの波が押し寄せており、注文と支払いは機械から。人気なのか、注文から提供まで30分ほどを要するらしい。 ふつうフードコートで30分はかなりの待ち時間だが、叙々苑となると「いやいやそれくらい余裕で待ちますよ、叙々苑さん」という気分で快諾できる。 30分の待ち時間をつぶすために、他の店も見て回る。 ラーメン店やたこ焼き店、お好み焼き店の他、お洒落系のカレーや、ピザ・パスタを出す店もある。目の前でピザ生地をくるくるしているところを見て無性にピザを食べたくなり、こちらも注文した。
ちなみにフードコートの中央にはドリンクを販売するコーナーがあり、コロナビールやらマリブやら、結構いろいろ売っていた。 ■テラス席で食べる、ちょっと背伸びなフードコート飯 一通り見たのでテラス席に戻る。品川プリンスホテルのエントランスを眼下に見下ろしながら、夏空のような気持ちの良い青々とした空を見上げながら、今か今かと叙々苑からの呼び出しを待つ。 先に呼び出しがあったのはピザ。間もなく、次いで叙々苑からも呼び出し。30分は待っておらず、おそらく15分くらいしかたっていない。15分待ってはいるのだが、気分は「ラッキー♪」である。