叙々苑が食べられる品川の「高級フードコート」、実際に行ってみてわかった素晴らしさとは? ビジネス街の反対側「高輪口」にオアシスがあった
新幹線に乗る人もいれば、羽田空港に向かう人もいるし、神奈川県の川崎に向かう人もいる。さまざまな人生が交錯する駅なのだ。 駅構内には多くのショップや飲食店が軒を連ねるほか、アトレ品川などの商業施設にもアクセスでき、利便性も高い。それゆえ、旅行で通るという人は、「メルヘンでいつものやつを買おう」とか「品川貝づくしを買うことに決めている」というように、私的ルーティンがある場合も少なくないだろう。 一方、ビジネスパーソン目線では、「ビジネス街」というイメージが強いかもしれない。実際品川は、ソニーやキヤノンマーケティングジャパン、大塚ホールディングスといった日本企業だけでなく、日本マイクロソフトなど外資系企業も品川駅周辺に拠点を置いているビジネス街だ。
■少し歩けば、古き良き宿場町の雰囲気が残る しかし、実は近辺を歩いてみると、それだけでない、さまざまな面が見えてくる。 例えば線路沿いをものの10分弱歩いた先にある京急本線・北品川駅周辺は3つの商店街がある。品川はかつて、東海道第一の宿場町。その名残を残すレトロな街道が広がり、品川駅周辺の喧騒はどこへやら、といった感じ。寺や神社も多く、街歩きにうってつけのエリアである。 ちなみに北品川駅は品川駅よりも南にある。それなのになぜ「北」品川なのか。そもそも品川駅は港区にあり、北品川駅は品川区内の北に位置しているから、というややこしい事情が背景にある。
■高輪口はエンタメ色の強いエリア 品川駅に戻り、高輪口へ。ビジネスの港南口、レトロな北品川と打って変わって、こちらはエンタメエリア。 水族館「マクセル アクアパーク品川」に映画館の「T・ジョイ PRINCE品川」といったハコモノがあり、品川プリンスホテルにボウリング場もある。休日ということもあって人けがまばらな港南口と全く違い、大いに賑わっていた。 今回の品川キッチンがある品川プリンスホテルも、高輪口にある。この辺りはプリンスホテルの牙城ともいえるほどにいくつも施設があり、最も駅チカの品川プリンスホテル、プロ野球ドラフト会議の会場であるグランドプリンスホテル新高輪。さらにグランドプリンスホテル高輪にザ・プリンス さくらタワー東京といった充実ぶりである。