「サントス ドゥ カルティエ」のブラウン文字盤&ノンデイトは、クワイエット・ラグジュアリーの正解!──GQ新着ウォッチ「Watches and Wonders Geneva 2024」リポート
「Watches and Wonders Geneva 2024」が、4月9日(火)に開幕した。最速リポートは、カルティエからスタート! 【写真を見る】サントスのブラウン文字盤ほか、注目モデルを拡大チェック!(全17枚)
カルティエが示したクワイエット・ラグジュアリー
「Watches and Wonders Geneva 2024」が、4月9日(火)朝9時(現地時間)に開幕。現地で取材した『GQ JAPAN』のウォッチ・エディターがスイス・ジュネーブからリポートする。 トップバッターはカルティエ。開幕初日の「Touch & Feel」で、新作腕時計に触れる機会を得た。1980年代のヴィンテージモデルを愛用する“サントスLOVER”としては、「サントス ドゥ カルティエ」からチェックしたい。 2023年に続き、カラー文字盤が追加された。近年の時計業界はカラー文字盤のトレンドがつづいているが、今年のカルティエはブラウンを選択。ややもすると野暮ったくなりがちなカラーだが、そこはカルティエ。サテン仕上げを施したブラウングラデーション サンレイダイヤルは、やはりトップジュエラーと呼ぶに相応しい色の鮮やかさ、深みであり、昨年のディープグリーンとはまたひと味違うクールな印象を与える。専業ブランドのそれとは異なる、まさに出色の出来栄えだ。 搭載するムーブメントはキャリバー1847MC。ステンレス製ブレスレットとブラウンアリゲーターストラップの両方にクイック交換システムを採用。縦47.5×横39.8mmの「LM」と、縦41.9×横35.1mmの「MM」の2モデルをラインナップする。 ヴィンテージ時計への回帰傾向も手伝って、時計業界ではノンデイトのモデルが再注目されているが、ファッション業界で2023年秋冬の一大トレンドとなった「クワイエット・ラグジュアリー」が、時計業界を席巻しそうである。文字通り「静かな」「控えめな」ラグジュアリーということで、シンプルな文字盤が腕時計としての美しさを際立たせる、ノンデイトの「MM」を推薦したい。 CARTIER 「サントス ドゥ カルティエ」 SSケース&ブレスレット(ブラウン アリゲーターレザーストラップに交換可能)、自動巻き、縦41.9×横35.1mm。106万9200円(予価)(4月発売予定/カルティエ カスタマー サービスセンター) 「サントス ドゥ カルティエ」 SSケース&ブレスレット(ブラウン アリゲーターレザーストラップに交換可能)、自動巻き、縦47.5×横39.8mm。117万4800円(予価)(4月発売予定/カルティエ カスタマー サービスセンター)
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