カーニー氏、カナダ自由党党首選への出馬検討-トルドー氏辞意表明で
(ブルームバーグ): カナダ銀行(中央銀行)元総裁のマーク・カーニー氏が、トルドー首相の後任としてカナダ自由党の党首選への出馬を検討していることを明らかにした。カーニー氏は外国人として初めてイングランド銀行(英中銀)総裁を務めた経験もある。
同氏(59)は「前向きな変化や勝利につながる経済計画の推進を求める」同党議員や支持者らの支援に勇気づけられ光栄に思うとコメント。「今後数日間、家族と共に決断についてしっかり検討する」と述べた。同氏の広報担当者が電子メールで公表した。
トルドー氏は6日、自由党の党首を辞任すると発表。新党首が選出された後に正式に首相を退く。
同党は党首選について規則やスケジュールを明らかにしていないが、早急な決定が求めらている。議会は3月24日に再開する予定だ。
カーニー氏はブルックフィールド・アセット・マネジメントの会長で、ブルームバーグの取締役会議長も務めている。
原題:Mark Carney Says He’s Considering Running to Succeed Trudeau (1)(抜粋)
--取材協力:Laura Dhillon Kane.
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Brian Platt