高島礼子 俳優デビューは松平健に声をかけられた『暴れん坊将軍III』降板時にもらった"珠玉の言葉"
片手間に仕事をしていると思われていた
――その後、順調にお仕事はあったのでしょうか。 京都でレギュラーをやっていたのもあって、東京に戻ってから一年ぐらいは仕事がなかったです。正直、『暴れん坊将軍』に出続けていれば、数年は安泰だったと思います。ただ新しいことに挑戦したくて、すごくお世話になったのに自分から『暴れん坊将軍』を辞めて。仕事はないけど、後戻りはできないという状況でした。 ――どのように、仕事のない状況を打破したのでしょうか。 私は事務所の方から、「どこかのお嬢さんが片手間に仕事をしている」と思われていたんです(笑)。というのも太秦で、「仕事がなくなっても、媚びるような女優は駄目だ。誰かに誘われたときにホイホイ来るような女優はあかん。どんなときでも、お金なんか困っていませんという女であれ。車も収入の10倍の車に乗れ」と教えられたんです。だから、どんなにお金がなくても、車にはお金をかけていました。それに「それに見合う女優になれ 」とも言われていたので、傍から見たら、お金には困ってなさそうに見えたと思います。 だから待っていてはいけないなと。自分から取りに行かないとお仕事をもらえないなと判断して、マネージャーに「お仕事をください」と直談判したんです。そしたら、「え? 仕事したいのか」と言われて(笑)。やっぱり人は会話をしないと駄目だなと。それがきっかけで事務所の方々と分かり合えることができたんです。 ▽『カーリングの神様』 新宿ピカデリーほか全国公開中 本田望結 長澤樹 泉智奈津 白倉碧空 / 川口ゆりな 秋山ゆずき 山崎竜太郎 内浦純一 柄本明 六角精児 田中麗奈 高島礼子 監督:本木克英 主題歌:「Sweaty Smell」STU48(キングレコード)
猪口 貴裕