【金額で攻める!】パートナーにタバコをやめさせる「納得の理由」とは?
【期間別】タバコをやめる健康面でのメリット
タバコをやめると、費用面でもメリットがありますが、それ以上に、健康面でも大きなメリットがあります。ここでは、禁煙の開始が健康面に与える影響を、期間別に紹介します。 ■禁煙直後~24時間後 禁煙直後はまだ健康面の変化は見られませんが、周りにいる人にタバコの煙で害を与える心配がありません。禁煙してから20分ほど経過すると、血圧と脈拍が正常値まで下がっていきます。 また、手足の温度が上昇します。8時間ほど経過すると、血中の一酸化炭素濃度が下がり、血中の酸素濃度の上昇が見られるでしょう。24時間経過すると、心臓発作の可能性が減少します。 ■数日~1年後 禁煙して数日たつと、徐々に味覚や嗅覚が改善されてきます。2週間~3ヶ月後には、心臓や血管などの循環機能の改善が見られます。9ヶ月ごろまでにはせきや喘鳴(ぜんめい)が改善され、スタミナの回復が期待できるでしょう。気道の自浄作用も少しずつ回復して、感染症を起こしにくくなります。1年後には肺機能の改善まで見られるでしょう。 ■2~4年後 禁煙を始めてから2~4年後には、喫煙を続けた場合と比較した際の虚血性心疾患のリスクが、35%減少します。脳梗塞のリスクも顕著に低下し、喫煙前の体にどんどん近づいていくでしょう。 ■5~9年後 5~9年禁煙を続けると、喫煙を続けた場合と比較して、肺がんのリスクが明確に低下します。時間はかかりますが、非喫煙者まで、もう一歩のところまで改善が期待できます。 ■10~15年後 10~15年後には、さまざまな病気にかかるリスクが、非喫煙者レベルまで近づきます。長いように感じますが、例えば50歳で禁煙を始めたら、65歳の定年までには、病気のリスクが非喫煙者レベルまで下がるのです。長年吸ってきた人も、もう遅いと諦めずに、禁煙を始めてみましょう。 タバコをやめると、そのほかにも、顔色がよくなったり、胃の調子が改善されたりといった効果も期待できます。朝の目覚めがよくなり、一日を気持ちよく過ごせるようになるでしょう。 また自分の健康だけでなく、副流煙から家族の健康を守ることにもつながります。禁煙が成功すれば、自分だけではなく家族みんなで喜べて、何かをやり遂げることに対する自信につなげることも可能です。
自分の体を守るために
長年吸ってきていると依存性があり、なかなかタバコをやめられない場合があります。気持ちでは禁煙したいと考えていても、禁断症状が出てしまうこともあるでしょう。自分の力だけで禁煙できない場合は、専門家である禁煙外来を頼りましょう。 出典 厚生労働省 e-ヘルスネット 禁煙の効果 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部