メジャーリーガーが試合中のSNSの「いいね!」で出場停止処分
レッドソックスのパブロ・サンドバル三塁手(28)が、試合中にスマホを使いSNSの「いいね!」を押した失態で、18日(日本時間19日)敵地アトランタで行われたブレーブス戦の出場停止処分をチームから受けた。 “カンフー・パンダ”の愛称で親しまれ、昨年ジャイアンツのワールドシリーズ優勝の原動力にもなり、5年総額9500万ドル(約114億円)で移籍してきたサンドバルが、禁断の「いいね!」を押してしまった。 地元メディアの報道を総合すると、“事件”は前日17日のアトランタ戦の試合途中、七回の攻撃中に起きた。サンドバルが、米国東時間の午後9時21分、巷で流行りのSNS、無料の画像共有アプリケーション「インスタグラム」で、若い女性2人の写真に「いいね!」を押したことが発覚し、この日、本人が事実を認めた上で謝罪。球団は、罰金を科さなかったものの、チームのSNSルールに反した罰で、1試合の出場停止処分を科した。 「過ちを犯してしまいました。チームメイトに申し訳ない。2度とこのようなことはやりません」と、試合前に報道陣に囲まれた三塁手。チェリントンGM、ファレル監督にも謝罪したことを認めた。 米メディアの報道によると、その日の試合で打順6番だったサンドバルは、七回の攻撃開始前にダグアウトからクラブハウスにあるトイレに用を足しにいった際に、ロッカーのスマホを手にして、つい、「いいね!」を押してしまったようだ。ちょうど九番に入った代打カスティーヨが打席に入った時間帯。2-2の同点という緊迫した試合展開の中で、あまりに“ゆるい行為”。その裏、チームが痛恨の勝ち越しを許したことを振り返れば、チームメイトがシラけてしまうのも無理はない。 チームが7連敗中だった先週、上原浩治投手は「皆、どこにモチベーションを持っていっていいのか、わからなくなっているようにみえる」と、チームの士気低下を指摘していたばかり。守護神の分析通り、主力選手が試合に集中できていない実態を露呈する形となった。