お年玉「2万円」は全額貯金が普通のわが家だけど、子どもから「うちだけみんなと違う!」と言われた! 全額貯金は少数派? 意外とみんな自由に使わせてるの?
子どもがもらったお年玉はどうしていますか? 基本的な選択肢は「全額貯金」、「一部使う」、「全額使う」になるでしょうか。筆者は「全額貯金」派でしたが、子どもが異を唱えたので調べてみたところ、かなりの少数派であることがわかりました。本記事では、子どもが使うお年玉の金額について解説します。
お年玉の平均額
株式会社バンダイが2020年に行った「小中学生のお年玉に関する意識調査」によると、小中学生がもらったお年玉総額の平均は2万5594円となっています。もらったお年玉の平均封数は5封なので、1封辺り約5000円が入っているという計算になります。 学年別に分けた平均額は図表1のとおりです。小学1・2年生が1万9400円であるのに対して、小学5・6年生になると2万6991円となっており、意外と差はないようです。 お年玉の金額を上げるタイミングについて親に行ったアンケートでは、45.3%が中学1年生と回答していることから、「小学生の間は何年生でも同額」、「進学を機に金額アップ」などと考える家庭が多いことが読み取れます。これが小学生の金額が学年で大きく変わらなかった理由なのではないでしょうか。 図表1
株式会社バンダイ 「小中学生のお年玉に関する意識調査」結果
お年玉のうち子どもが自由に使える金額
それでは、子どもはもらったお年玉のうち、どのくらいを自由に使えているのでしょうか。図表2は、お年玉のうち子どもが自由に使える金額を示した割合です。小学生全体では27.2%、中学生では48.0%が全額使えると回答しており、2万円を超える金額を自由に使える子どもが結構いることにおどろいた人もいるのではないでしょうか。 図表2
株式会社バンダイ 「小中学生のお年玉に関する意識調査」結果 そして、親の判断で「全額貯金」も含む自由に使える金額0円と回答したのは、小学生で14.8%、中学生で7.3%でした。90%前後の子どもはお年玉を自由に使えていることから、筆者は子どもに「うちだけみんなと違う!」と言われたことに納得した次第です。