東洋大姫路、学校初の初戦突破 エース阪下漣が投打に躍動/神宮大会
明治神宮野球大会第1日(20日、聖光学院0-10×東洋大姫路=規定により五回コールド、神宮)高校の部1回戦が行われ、近畿地区代表として17年ぶり3度目出場の東洋大姫路(兵庫)が7年ぶり2度目の出場となった聖光学院(福島)を10ー0の五回コールドで下し、22日に行われる二松学舎大付(東京)との戦いに駒を進めた。先発した阪下漣投手(2年)が5回44球を投げて、2安打無失点、無四死球の好投。打っても9ー0の五回1死、三塁でコールド勝ちを決める右前適時打を放ち、大活躍した。 雨中の神宮でエースが躍動した。東洋大姫路・阪下は最速147キロを誇る直球と鋭く曲がるスライダーを武器に、一回から聖光学院打線に二塁を踏ませなかった。打線も力投に応えるかのように、一回、5番・高畑の左翼ポール直撃の3ランを皮切りに、10安打10得点と爆発した。 3度目の出場にして初の神宮大会勝利を手にした同校。立役者となった2年生右腕は、「強気の投球ができて、勝利に貢献できてうれしい。打者一人一人に対して全力で行くということを心がけた結果が勝ちにつながった」と手応えをにじませた。