愛媛の川に“迷子”ジンベエザメ 地元の園児60人集まり注目
FNNプライムオンライン
5日、愛媛・宇和島市を流れる川に迷い込んだのは、斑点模様が特徴のジンベエザメです。 大きく平べったい口が何とも愛くるしい世界最大のサメ。 まさかの珍客に、地元の園児約60人も大注目です。 地元の園児: (Q.みんな何が見えましたか?)ジンベエザメ! ジンベエザメが現れたのは、市内を流れる岩松川の汽水域。 高速道路が走る橋の周辺を、あてもない様子でぐるぐると泳いでいました。 体長は6メートルほどで、5日午前8時ごろ、川沿いを散歩していた人が発見したというこのジンベエザメ。 なぜ、川に現れたのか専門家に聞きました。 愛媛県水産研究センター 栽培資源研究所・清水孝昭所長: 子どものジンベエザメじゃないかなっていうふうに見えるんですね。外洋性のサメなので、迷い込んできたのかなと思う。 ただし、この迷い込んだエリアは、ジンベエザメにとって非常に危険な場所だと指摘します。 問題は水深の浅さ。 午後5時過ぎの様子を見ると、川の水位が下がり、水面から背中部分が出てしまった状態に陥っていました。 正午ごろから取材していたスタッフによると、「だいぶ弱っているように見えた」といいます。 愛媛県水産研究センター 栽培資源研究所・清水孝昭所長: 潮が完全に引いてしまうと、かなり浅くなるところなので、そうなってしまうと真水にほぼ近くなりますし、ジンベエザメにとっても危ない場所なので、なんとか海の方へ出て行ってほしいですね。
テレビ愛媛