大学生の息子は、昼バイトに加えて深夜バイトも始めるそうです。「牛丼屋」と「警備員」で迷っているようですが、どちらが稼ぎやすいでしょうか?
深夜バイトは日中のバイトよりも時給が高くなる傾向にあるため、日中に同じ時間働く場合と比べてより多く稼げる可能性があります。仮に牛丼屋と警備員の深夜バイトを行う場合、どちらが多く稼げるか気になる方もいるでしょう。 そこで今回は、都内で牛丼屋と警備員の深夜バイトを行う際に、どちらが稼ぎやすいのかやそれぞれの仕事の向き不向きもあわせて解説します。 ▼扶養内で働いてるけど、労働時間が「週20時間」を越えてしまった!「社会保険」に加入する必要はある?
牛丼屋の時給と仕事内容
都内にある牛丼チェーン店3社の時給は表1の通りです。 表1
※筆者作成 3社ともに基本時給は1500円程度ですが、深夜時給は基本時給の25%割り増しされた時給となっています。例えば、B社の深夜時給で週3の5時間勤務をした場合、1ヶ月で11万2500円稼げる計算になります。 また、牛丼屋での仕事内容は会社や店舗ごとによって異なる可能性がありますが、注文や座席の案内、配膳などのホール仕事、清掃や洗い物などがメインの仕事内容となるでしょう。経験を積んだら調理や金銭管理、シフト管理などの管理業務も任せられるケースもあるようです。
警備員の時給と仕事内容
都内の警備員の時給は警備の仕事の種類にもよりますが、夜勤の場合は1500円~2500円程度で時給に幅があるようです。 警備の場合は資格手当や現場手当、紹介手当などの手当が充実しているケースがあるため、複数の手当が組み合わさると比較的稼ぎやすい可能性があります。仮に牛丼屋より時給が低い場合でも、手当などを入れると警備員の方が結果的に高くなるケースも考えられます。 また、警備には以下のようなさまざまな仕事があります。 ・交通誘導警備 ・建物の常駐警備 ・イベントの警備 ・夜間パトロール 警備員の仕事は、特別な資格がなくとも働ける場合が多いため、大学生からシニアの方まで幅広く働きやすいでしょう。
牛丼屋の仕事が向いている人
以下のような特徴がある方は、牛丼屋の仕事が向いている可能性があります。 ・柔軟な働き方をしたい方 ・接客業が苦ではない方 ・社割などを活用したい方 警備員の仕事と比べるとシフトの候補が細かく用意されているケースが多く、シフト時間の融通がきく可能性があります。「学校終わりから3時間だけ」や「深夜帯の22時から朝5時まで」など、自分のペースに合わせて働けるでしょう。 また、慣れるまでは基本的にホールメインの仕事となるため、接客などが苦ではない人の方が働きやすい可能性があります。 さらに、牛丼屋で働いていると社割で安く商品を購入できたり、勤務日以外でも一定の割引を受けられたりするケースもあるようなので、食費の節約にもつながる場合があります。