台湾地震 高架橋も被害…現地の状況は【中継】
日テレNEWS NNN
台湾の地震ではこれまでに9人が死亡、建物の倒壊や土砂崩れも起きていて、懸命の救出活動が続いています。台湾・新北市から佐藤梨那アナウンサーの中継です。 私は台北市中心部から車で20分ほどの新北市にいます。こちらは夜の10時過ぎですが、このようにかなり交通量が多くなっています。 また道路をはさんで向かい側ですが、規制線が張られていまして、その上には列車が走る高架があるんですが、よく見るとずれてしまっているんです。 ここ1か所だけでなく、こちら側でもずれてしまっていて、午後10時をすぎた今も作業車のアームを伸ばしてかなり高い所で作業員が復旧作業にあたっています。 交通ボランティアの方に話をきくと、ここを走る列車というのは、新北市の大きな街と街をつなぐ利用客の多い列車ということなので、「朝に起きた地震では通勤通学に大きな影響がでた」と話していました。 ーー復旧のメドはたっていますか? このあたりは建物にそれほど影響はないのですが、作業員に伺うと、実際に復旧には時間がかかって、運行再開の目処はたっていない、かなり難しい作業になるのではないかと話していました。 ーー僕も最近、台北市内を仕事で訪れたのですが、台北市内はビルが密集している印象がありまして、街の様子はいかがでしょうか? 新北市にくるまでに、台北の空港からこちら街の様子を見ていたんですが、確かに建物が密集している中でも、飲食店は営業していまして、また建物が崩れているような被害の様子というのも見られませんでした。 ただ私たちの取材のコーディネーターの方が台北市に住んでいるんですが、写真を見せてもらうと、自宅の壁が崩れているのがわかります。外の様子というのは被害はわからないのですが、建物の中で被害が実際にはあるということがわかりました。