長野県松本市 松本空港ジェット化開港30周年 利用促進協がセレモニー
県営松本空港は26日、平成6(1994)年の滑走路延長によるジェット旅客機の運用開始から30周年を迎えた。県や市町村などでつくる信州まつもと空港利用促進協議会は空港ターミナルビルで記念セレモニーを開き、多くの関係者が参加して空路のさらなる活性化と地域経済の発展を願った。 県や航空会社、地元自治体や経済団体、地元地区代表ら約30人が参加し、信州サクソフォーンアンサンブルの演奏で華やかに開会した。 阿部守一知事は「松本空港が発展できたのは、地元の皆さんの格別な理解と支援があってこそ」と感謝し、「昨年度は空港利用者が25万9000人と過去2番目となった。これをさらに発展させていかなければならない」と力を込めた。今秋に完成予定の入国審査施設や、9月に運航される4年8カ月ぶりの国際チャーター便に触れ、国際化に向け「定期便も視野に誘致したい」と述べた。 松本空港で定期便を運航するフジドリームエアラインズ(FDA)会長で鈴与グループの鈴木与平代表は「FDAは23日に就航15周年を迎えた。地方を結ぶ交流の架け橋として、地域経済の活性化に役立つよう努力していく」とあいさつした。 くす玉割りや、抽選でこの日の空港利用者の代表に選ばれた岡谷市の夫婦への記念品の贈呈、30周年記念事業の発表も行われた。
市民タイムス