多良木町×「青春鉄道」にファン熱視線 ブルートレイン宿泊に専用部屋、作品展も
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多良木町と人気漫画「青春鉄道」とのコラボ企画が、作品のファンを中心に人気を集めている。町の簡易宿泊施設「ブルートレインたらぎ」に設けたコラボルームや、町埋蔵文化財等センター「古代の風 黒の蔵」で開かれている作品展を目当てに、多くのファンが町を訪れている。 青春鉄道は全国の鉄道路線を擬人化したキャラクターが、悲喜こもごものエピソードを語り合う短編コメディー。漫画を題材としたミュージカルも人気を集めている。 作品展は、町が漫画作者の青春さんに観光名所をPRする漫画の執筆を依頼した縁で昨年に始まり、今年で2回目。複製原画や単行本の表紙、ポスター、アクリルスタンドなど100点以上を展示している。 今年は新たに、ブルートレインの2部屋に「青春鉄道ルーム」を設置。壁や天井にはキャラクターの絵を貼り、宿泊者限定グッズも配布している。10月の宿泊者数は過去最高の341人だった。 宿泊した大阪市の会社員女性(30)は「貴重な機会だった。ここにしかない部屋での宿泊もドキドキして楽しかった」と話した。作品展は12月15日まで、青春鉄道ルームでの宿泊は同31日まで楽しめる。(井田真太郎)