都知事選の真っ最中に鈴木保奈美が女性知事を演じる舞台『逃奔政走』開幕。膨大なセリフに「8秒くらい心が折れそうに」
鈴木は「覚えても覚えても新しいものがまた追加される」とその状況を語る。それが冒頭の「戻って練習したい」発言につながっているよう。 冨坂は「最初と最後にヘビーな演説があるんですが、それが最後になってしまったのが申し訳ないなと…」と頭を下げると鈴木は「最後の3ページが来た時には8秒くらい心が折れそうになりました(笑)」と笑顔で返し「いじめかものすごく期待されているかのどっちかだなと思いました」と続けると冨坂も「期待と信頼の結果からの甘えでございます。すいません」返した。 また現在、東京都知事選(7日投開票)の真っ最中と、ある意味、絶妙なタイミングでの開幕となるのだが、冨坂は「このタイミングになったのは偶然。近くなってから気が付いたという感じなので、狙ったわけではない。このタイミングだから何か言うのはやめようとか、このタイミングだからなにか言おうというわけではなくて、どんな時代も不正はやってはいけないことなので、そこは言うべきことは言いつつ、後はいかにコメディーとして、不正をやってしまった小川知事を困らせるかということをひたすら追求してやってきたという感じ」と語った。
また鈴木も役作りにおいてモデルとなった人物については「特にいなくて。いろいろ政治的なこととかを考えたんですが、結局、周りにものすごい魑魅魍魎がうようよしていて割と一番普通の人だと思ったので、あまり特徴的な役作りということは考えませんでした」とのこと。 最後は「こんなに重厚で素敵な劇場で、いい大人が下らない屁理屈を言いまくっておりますので、リラックスして楽しみにしていただければと思います」と作品をPRした。 同作は16日まで同所で上演。7月20~21日には京都の京都劇場で上演される。また12日18時の回はFODで独占ライブ配信される。