「1100人がカスハラ受けた」メンタル不調も…熊本市職員の実態調査
熊本朝日放送
社会問題化している「カスハラ」。熊本市が職員を対象に実態把握の調査を実施しました。 熊本市議会の委員会で11日、「約1100名の職員が令和5年中にカスハラを受けたことがある」と報告がありました。 課長級以下の全職員9513人に、2023年度のカスハラの有無などを調査したところ、7割にあたる6702人から回答があり、1103人がカスハラがあったとこたえました。 カスハラの延べ件数は4352件、対応時間にすると1万4390時間にのぼり、842人の職員が電話でのカスハラがあったと回答。581人が窓口でのカスハラがあったとしています。 内容は「説明を終了しても続く長電話」「大声・暴言」などで、ほかの業務への支障やメンタルヘルスの不調が起きている状況が確認されました。 熊本市は、16日から職員の名札の記載を名字のみに変更するほか、来年2月ごろに対応マニュアルを作成し、研修を行う予定です。