個性派ブランドの小型EV 韓国キア、最小モデル「EV3」間もなく発表 大胆デザインで差別化
角張ったBセグメント・クロスオーバー
韓国の自動車メーカーであるキアは、新型のコンパクトEV「EV3」を5月23日に発表する予定だ。大胆なスタイリングを特徴とする同社最小サイズのEVで、2025年には欧米でも発売される見込みだ。 【写真】個性的なデザインで目を引く韓国キアの新EV【キアEV3の予告画像とコンセプトモデルを見る】 (11枚) 予告画像を見る限り、昨年公開されたコンセプトモデルを忠実に反映したデザインとなるようだ。ボクシーで角張ったラインを持ち、ホイールベースを長く伸ばして室内空間を最大化している。 また、キア独自のヘッドライト技術「スターマップ」と、タイガーフェイスと呼ばれる新しいフロントエンドを採用する。 新型EV3は「電動モビリティのアクセシビリティを高める」ことを目標とし、販売価格を3万ポンド(約580万円)以下にすることを目指している。 ラインナップにおける位置づけとしては、ソウルEVの間接的な後継車となる。 ヒョンデ・グループのEV専用プラットフォーム「E-GMPプラットフォーム」を採用する見込みで、さまざまな種類・容量のバッテリーとパワートレインの設定が可能になるだろう。 コンセプトモデルでは持続可能性の追求として、インテリアの一部素材にキノコの根を培養して作られる菌糸が使われていた。特殊な処理によって革のような質感になっているというが、これが量産型に採用される可能性は低い。
ジェームス・アトウッド(執筆) 林汰久也(翻訳)