重機で木材除去や放置車両を撤去 南海トラフ巨大地震や豪雨災害などを想定し600人が訓練 三重・尾鷲市
堤防決壊や道路への被害が発生したとの想定で訓練実施=尾鷲市内(三重テレビ放送)
南海トラフ巨大地震や豪雨災害などを想定した災害対応訓練が12日、三重県尾鷲市内で行われました。 災害時に迅速な復旧活動が行えるよう、三重県建設業協会が毎年行っている訓練で、今年で10回目を迎えました。 12日は一見知事らが来賓として出席する中、県内13の支部から約600人が参加しました。 開会式では、三重県建設業協会の竹上亀代司会長が「南海トラフ巨大地震がいつ起きてもおかしくない状況、頻発化する災害に対応するため、迅速かつ適切に対処できるように訓練を進めていきたい」と呼び掛けました。 訓練は、台風などの豪雨によって堤防決壊や浸水、道路への被害などが発生したとの想定で行われ、参加者は重機を使った木材の除去作業や放置された車両の撤去などを行い、他の部隊と連携した救助活動の進め方を確認しました。 三重県建設業協会と各支部は、災害時に要請を受けて復旧作業にあたる協定を県内の市町と結んでいて、今後も災害時における迅速な対応を行えるよう準備を進めていきたいとしています。