アニメみたいな変形バイク、レトロなミニマムEV。おじさんも“推し”たくなるデビュー間近な最新ビークル
地下時代から推しだったアイドルのデビューが決まると、こんな気分なのかもしれない。 以前、「東京オートサロン」の会場で見かけた際、まだ「プロジェクトが進行中」とか「準備中」と紹介した乗り物が、今年ついに市販化されたのだ。 【写真11点】デビューしそうな新モビリティを写真でチェック さらにもう1台、気になっていたあの車も市販化目前まで迫っている。あのとき取り上げたオーシャンズの慧眼!? いや、その後の彼らのたゆまぬ努力の成果を、とくとご覧あれ!
元玩具メーカー社員が脱サラして作ったリアルトランスフォーマー
「おもちゃのこころでうまれた折り畳み電動バイク」と謳われている通り、開発者は元玩具メーカーの社員。しかも「トランスフォーマー」を担当していたのだ。 その彼が、オモチャじゃなくて実用的なプロダクトを作りたい!と脱サラして開発したのが、この「タタメルバイク」というわけ。
畳むとスーツケース大になるタタメルバイクと最初に出合ったのは、2022年の東京オートサロンでの会場。 振り返ると、その時点でかなり仕上がっている。そしてついに今年5月、タタメルバイクとして先行受注販売の予約受付が始まったのだ。
自宅のコンセントに繋げば約3時間で充電完了し、約30km走行できる。畳めば机の下に収まるほどのコンパクトサイズに。搭載されているバッテリーを使ってスマホなどに充電することも可能だ。
さらにボディのパネルはオーダーメイドもできるほか、何なら無地のパネルにしておいて、スーツケースみたいにステッカーチューンも楽しめる。
国内の自社工場のほか、日本の町工場ともコラボして製造される、メイドイン・ジャパンのタタメルバイク。 車に積んで旅先やキャンプ地で乗ったら楽しそう……なんて妄想がもう始まっているなら、まずは同社のホームページをチェックしてみよう。
ミニマムEVで紡ぐ令和の立身出世物語は、そろそろクライマックス?
一方、2023年の東京オートサロンで出合った、ひとり乗りのレトロフューチャーな電気自動車も、今年5月に「ミボット(mibot)」という正式名称が発表された。 それまでは「ミニマムモビリティ」と呼ばれていたのだが、2025年の量産販売開始に向けて正式名称を決め、着実に進んでいるようだ。