アニメみたいな変形バイク、レトロなミニマムEV。おじさんも“推し”たくなるデビュー間近な最新ビークル
この車を作ったのは広島のKGモーターズ。今年に入って同社は試作1台目を完成させ、量産化に向けた各種検証に挑んでいる。 また3月にはENEOSとの協業に関する覚書を締結し、5月には大阪大学大学院基礎工学研究科と自動運転開発に係る共同研究契約を締結した。 まさに一歩ずつ足を進めているのだ。
実は、最初に出合ったのは2023年ではなく、その1年前、2022年の東京オートサロンだった。
このときはまだ『三丁目の夕日』フレーバーがほんのり漂うオフロード志向の電気自動車だったし、まだ現在の会社も設立前だった。 それから2年。会社が設立され、仲間が集まり、大手企業や大学とタッグを組んだ。同社は2025年の量産&販売を目指している。
2022年の東京オートサロンの記事は「なるか令和の立身出世物語!?」と締めたが、果たして物語のクライマックスは……。 同社の代表取締役CEO 楠 一成さんは1982年生まれのオーシャンズ世代だけに、今後とも物語の行方を追いかけていきたい。 籠島康弘=文
OCEANS編集部