【ノア】デビュー半年の天麗皇希がGHC初代女子王者に「このベルトと一緒に大きくなります」
<プロレスリング・ノア:新宿大会>◇11日◇東京・新宿FACE 新宿大会「マンデーマジック・オータムep3」のセミファイナル(第5試合)で、初代GHC女子王座をかけたロイヤルランブル戦(ルールはオーバー・ザ・トップロープのみ失格)が行われ、男装アイドル→舞台女優→アクトレスガールズという異色のキャリアを経て5月にマリーゴールドでプロレスデビューを果たした天麗皇希(27)が、初のシングル王座に輝いた。 ランブル戦には皇希のほかに青野未来、彩羽匠、愚零闘咲夜、セイディ・ギブス、高瀬みゆき、ナイトシェイド、林下詩美、ボジラ、優宇が出場。そして最後の11人目としてなんと長与千種が登場した。 その長与はエプロンでボジラを後ろから押さえていたところ、ボジラを狙った咲夜の毒霧を顔面に浴び、最初に失格となった。 その後、コーナーからのダイブを狙った体重108キロの優宇が、林下に落とされて失格。さらにボジラも咲夜の毒霧を浴びて場外へ落ちるなど強豪が次々と脱落していった。 そんな中、皇希は身長170センチの長身を生かしたビッグブーツで彩羽をリング外へ落とすと、最後に対決したギブスも、ロープに絡まっているところに渾身(こんしん)のキックを突き刺して落下させ、頂点の座をつかんだ。 皇希は試合後のバックステージで感極まりながら「プロレスラーになって約半年、私がシングルのベルトを取りました。ロイヤルランブル、ちょっと特殊な形ではあったと思うけど、でも最後に残ってこのベルトを巻いているのは私なので。私もまだまだプロレスラーとして全然未熟だし、まだまだこれからだと思っているので。このベルトと一緒に私もどんどんもっと大きくなっていきます!」と誓った。 14日のマリーゴールド後楽園大会では、林下と組み、MIRAI&桜井麻衣の持つツインスター王座に挑戦する。「14日にはもう1つ、タッグのベルト(挑戦)を控えているので。(今日)1歩、詩美さんに近づけたんじゃないかなって。いい結果を残せてすごくよかったです」と話し、獲得したばかりのベルトに触れながら「大事に私と一緒に輝かせます」と笑顔を見せた。【千葉修宏】