柔道女子78kg金メダリスト、ハリソンが総合格闘技UFC入り?!
柔道女子78キロ級でロンドン五輪に続き、2大会連続で金メダルを獲得したカイラ・ハリソン(26、アメリカ)が、試合後、柔道からの引退を表明した。米国ニューイングランド地方のスポーツ中継局NESNが報じたもの。 米国で注目されているのは今後の「就職先」である。 ヤフースポーツでは、ハリソンの練習相手で、2008年の北京五輪女子柔道70キログラム級の銅メダリストのロンダ・ラウジーが、引退後に総合格闘家へ転身、UFCに参戦してトップスターとなっている状況を指摘。ハリソンも同じような選択をするのではないかと予測している。 ラウジーが北京五輪に出場した頃、ハリソンはラウジーの練習相手を務めており、師弟関係であり姉妹もである関係だったようだ。 リオ五輪前のTEAM USAのウェブサイトでハリソンはロンダ・ラウジーとの関係をこう語っている。 「正直に言うと、お金が全然ない時期がありました。そのとき、彼女(ラウジー)がスーパーへ買い出しに行ってくれて、それで一週間、食いつないだのです。ロンダ(ラウジー)はよく知られている存在だけれども、私にとっては、いつも私が食事をとることができているか、移動する足があるか? を気にしてくれる人でした。ネット上でからかわれたときは、彼女がピシっと言ってくれました。みんな、彼女の言うことは聞きますからね」 さらに、「柔道は私が一番愛するもので、私の情熱をかけているもの。でも、有名になりたくない人っているかしら。私はケージの上に上がって、たくさんのお金のために相手を倒すこともできると思っている」と、総合格闘家として、金網に囲まれたオクタゴンで戦う気持ちがあることもほのめかしていた。 2人の関係から、ハリソンの引退後の進路についても、ラウジーの影響が大きく及ぶのではないかと、米メディアは見ている。また、このハリソンがTEAM USAのウェブサイトに話した内容からも、UFC入りの可能性があるのではないかと米メディアは予測している。