とにかく楽ちん…“100円から”でもはじめられる〈新NISA〉対象商品とおすすめの投資先は?【チャンネル登録者数70万人超・メガバンク出身YouTuberの回答】
資産運用をはじめるうえで「初心者は投資信託からはじめたほうがいい」とはよく聞きます。しかし、投資信託にもたくさんの銘柄があるため、「どれに投資すればいいかわからない」という人も多いのではないでしょうか。そこで、チャンネル登録者数70万人超えのメガバンク出身YouTuber小林亮平氏の著書『イラストと図解で丸わかり! 世界一やさしい新NISAの始め方』(KADOKAWA)より、初心者におすすめの投資商品をみていきます。
新NISAで何に投資できるのか
まず、新NISAで選べる商品をおさらいしましょう。 新NISAのつみたて投資枠では、低コストなど一定の要件を満たした約300本の投資信託などが対象です。投資信託は次に解説しますが、様々な株式などが袋詰めになった投資商品だと思ってください。 一方、成長投資枠では、トヨタ自動車のような上場株式や、あるいは数千本もの投資信託など、つみたて投資枠よりも幅広い商品が選べます。 この背景としては、最初のNISA制度となる一般NISAが、個人の資産形成を後押しするために2014年に始まりました。しかし、一般NISAでは手数料が高い投資信託も対象であったため、銀行や証券会社が高コストな投資信託ばかりを顧客に勧める問題が蔓延していました。 そこで金融庁からメスが入り、2018年に誕生したつみたてNISAでは対象商品がかなり限定されました。 具体的には、投資信託を購入する際にかかる販売手数料がゼロ(ノーロード)、年間の保有コストである信託報酬は一定水準以下など、金融庁が定める一定の要件を満たした投資信託だけがつみたてNISAの対象となりました。 そしてこの考え方が、今の新NISAのつみたて投資枠、成長投資枠に引き継がれていると思えばいいでしょう。 つみたて投資枠は、つみたてNISAと同様の商品群で、一定の要件を満たした約300本の投資信託などが選べます。成長投資枠は、一般NISA対象商品とほぼ同様で、上場株式や数千本もの投資信託などが選択できます。 ただし、新NISAは個人の安定的な資産形成を目指す制度と位置付けるため、その目的にふさわしくない毎月分配型や高レバレッジ型の投資信託などは、成長投資枠でも対象外となりました。