長男の自閉スペクトラム症を公表・倉持由香「私が悪い」当初は絶望も、向き合うきっかけをくれた夫の言葉…そして発信する意味
「普通の子と比べるのはやめて、湊のことをちゃんと見ていこう」育児の向き合い方に変化
倉持は今年4月4日、NHKの番組内で湊くんの特性について公表。 倉持「公表した方が湊も私も夫もみんなスムーズに生きれるんじゃないかなって思ったんです。もちろんそういうことのデメリットもあるんですけど、その天秤にかけたときに、公表して『大変だ』って思ってほしいとかじゃなくて、『湊くんはそういう特性、個性があるんだね』っていう風に、あらかじめ知っておいてもらった方が生きやすいかなって思って、今回の公表は私も湊も夫も家族が前を向いていくための公表だと思ってます」 周りの子の成長速度を基準にしていたがために、遅れを取るわが子を気にしていた倉持。しかし、育児が徒競走ではなく単独走だと気づけたことで、湊くんのゆっくりとした歩幅に寄り添うようになった。 倉持「むしろ診断されてよかったです。診断されてなかった状態の方が他の普通の子と比べてしまって、なんで湊はできないんだろう。あの子はできているのに。同じくらいに生まれた子はもうペラペラと喋れているのに、なんでだろう。私の育て方がいけないのかな。なんでだろう?ってなっていたんですけど、やっぱり診断されたことで、普通の子と比べるのはやめて、湊の個性を見ていって、湊のことをちゃんと見ていこうっていうふうに思うようになりました。湊がすごく好きなものを今探している途中だと思うんです。生まれてから2歳10カ月で色々なものを見て、なかなか大人と目を合わすことはできないけど、アリだとかキノコだとか、色々なものを見て、キラキラした目でこの世の中のものを発見していっているので。湊のこの世の中のキラキラ探しをずっと手伝っていける親でありたいです」 (『ABEMA NEWS』より)
ABEMA TIMES編集部