【広島】2戦連続で救援が踏ん張れずに連敗…8回に5月12戦無失点の島内颯太郎が勝ち越し許す
◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク2―1広島(31日・みずほペイペイドーム) 広島は、2戦連続で救援陣が踏ん張れずに連敗を喫した。1―1同点の8回、島内颯太郎投手が勝ち越しを許した。5月は12戦無失点で1勝11ホールドを挙げていた右腕。この日も無失点なら、ソフトバンク・五十嵐に並ぶ月間12ホールドのプロ野球タイ記録となっていた。 8回は先頭・中村晃を三邪飛に仕留めたが、続く山川に中前打を浴び、暴投で二進。近藤の中前打で1死一、三塁となり、栗原の左犠飛で勝ち越し点を奪われた。 打線は初回に菊池の3号ソロで幸先よく先取点を奪った。だが、その後はソフトバンク先発のモイネロの前に沈黙。6回は1死三塁の好機を生かせず、7回まで3安打で9三振を喫した。8回は2番手・松本裕に対して2死満塁としたが、ここでも追加点を奪えなかった。 先発の大瀬良は初回にいきなり同点を許したが、7回1失点(自責0)と好投した。交流戦は19年6月5日の敵地・西武戦以来、白星がなく直近10戦7敗を喫していた右腕。ソフトバンク戦の先発に限ると、この試合前まで通算4戦3敗で防御率10・06と苦手としていた。この日は気迫溢れる投球を繰り広げたが、今季3勝目は手にできなかった。 チームは、みずほペイペイでは18年6月7日以降ずっと白星なく、これで2分けを挟んで5連敗となった。
報知新聞社