<ダンス規制>「明るさ『10ルクス超』の根拠は?」 風営法改正案に困惑する声も
それも今では経営側も議論に参加するようになり、アーティストの役割は両者の橋渡しから「啓蒙活動に変わりつある」といいます。 「クラブが文化の発信基地として確固たる地位を築き、また社会に受け入れられる存在となっていくためには、地域住民の要望に応じた自主規制ルールの策定や、業界とユーザーが共にネガティブイメージを払拭していく努力が重要です。CCCCでは『PLAYCOOL』というキャンペーンをして、クラブユーザーのマナー意識の向上に取り組んでまいります。それは一言でいえば、“朝の街に戻す”というものです。立つ鳥跡を濁さずというか、閉店したらお客さんにはクールダウンしてもらい外で騒がないように注意する。店外の清掃活動をするなどして地域の安全に配慮して、迷惑をかけない。街の共同体として、住民や治安を守る警察と共同でまちづくりをしていこうという運動ですね」 政府は今月中にも閣議決定し、臨時国会に改正法案を提出する見込みです。改正法が国会に提出されても、国会内での審議がありますし、提出までにはCCCCをはじめ、業界団体との議論を重ねていく必要があります。今後の議論を見守りましょう。 (ライター・島田健弘)