平良達郎と対戦のアレックス・ペレスが「彼はウェルラウンダー。みんなが思っている以上にタフな展開になる」【UFC】
「UFCファイトナイト・ラスベガス93:ペレス vs. 平良」(6月16日、米ラスベガス/UFC APEX)のメインイベントで平良達郎(THE BLACKBELT JAPAN/フライ級13位)と対戦するアレックス・ペレス(米国/フライ級5位)の試合を前にしたインタビューが大会を配信するU-NEXTから届いた。 インタビューの中でペレスは試合前の心境や平良の印象はもちろん、MMAへの向き合い方や日本への思いなども語った。 ◆ ◆ ◆ 試合前の心境を教えてください。 「今の気分は、最高です。カリフォルニアでのチームオーヤマでの練習、柔術もやってきたのと、ラスベガスでも練習をして、時間をうまく分けてふたつのチームで、UFC PIもうまく活用してやってきました。コーディー・ガーブラントとか、リッキー・シモンといったような選手たちのようなハイレベルな選手たちと一緒にやることで、自分のトレーニングのサイクルをしっかりと保つことができた。みんながトレーニングパートナーとして、平良選手のスタイルをシミュレーションしてくれた。スタンドがうまい選手たちもいれば、自分がロールできるような小柄なグラップラーたちもいたりと、この試合にあたって、最高のチームで取り組んでこれたんです」 ペレス選手のバックボーンのレスリングのテクニックはMMAの試合のなかでどれくらい重要視しているのでしょうか。 「レスリングを日常的にやることって、カレッジレスリングだとか、フリースタイル、グレコローマンだろうとスタイルかにかかわらずすごく大事だと自分は思う。レスリングができることで試合をコントロールできるようになるから。ただ、僕の場合はただレスリングをやりたいがためにやっている部分がある。好きで、すごく楽しいからやっているっていう。試合で重要な技術であると同時に人生において大切なものなんだと思う。そのレスリング技術をどう試合のなかで生かすかというとやっぱり全ラウンドを通して、どういう展開になっていくかが当然重要で。自分はUFCでもそれ以外でも、試合のなかで一本も取ってきているけれど、基本的には立ててきた作戦があるから、それによって、グラウンドゲームに持ち込んで相手を倒せそうだと判断していれば、何度もそれを遂行するし、テイクダウンしてパウンドアウトするというようなこともある。すべて試合によることだから、あらゆる局面に対応できるようにしているし、それ以上に、自分がどうやるとうまく試合を運べるかっていうのが一番大事なところだから。レスリングを使って最終的に打撃で仕留める場合はちょっとまた違うのだけれど、レスリングは基本的に相手をテイクダウンしてしっかり押さえ込むところにある。テイクダウンしてすぐに立たせるような場面というのもあるだろうね」
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