【滋賀県 2023年版】 冬の絶景・風物詩10選 樹氷が山頂を彩る神秘的な光景
◆勝部の火まつり
「勝部の火まつり」は、大化5(649)年創建、武神を祀る勝部神社で800年以上続く伝統的な火祭りで、滋賀県の三大火祭りの一つ。 鎌倉時代に、天皇に取り憑いた大蛇を退治したことで病が治ったという言い伝えが起源となっており、祭りでは大松明を大蛇に見立て、褌姿の若者たちが無病息災を願い一斉に火を放つ。 鐘や鼓が打ち鳴らされる中、炎が激しく燃え盛り、若者が乱舞する様子は圧巻だ。 開催日:2024年1月13日(1月の第2土曜日) 勝部の火まつり(かつべのひまつり) 開催地 滋賀県守山市勝部1-8-8
◆竜王のおひなさん
「竜王のおひなさん」は、近江牛発祥の地・竜王町で行われる雛飾りの展示会。 町内9カ所が会場となり、江戸時代の雛壇や創作雛などの雛人形、竜王町の名産・イチゴがモチーフになったかわいい吊るし飾りをはじめ、切り絵、折り紙で出来た飾りなど、さまざまなが展示が楽しめる。 そのほか、近江商人ゆかりの地である6市町でも、豪商宅に伝わる雛人形が飾られる。 開催期間:2月上旬~ 竜王のおひなさん(りゅうおうのおひなさん) 開催地 滋賀県蒲生郡竜王町の各地
◆曽根沼
曽根沼は琵琶湖の周辺にある内湖のひとつ。荒神山の北西麓に広がる田園地帯に位置する、内湖のなかでは比較的大きな沼で、空気の澄んだ寒い時期には、対岸の山に沈むまるで絵画のような美しい夕陽を眺められる。 文豪・川端康成の小説『虹いくたび』には、主人公が米原駅から彦根駅の列車内で虹を見るシーンがあり、その場所は曽根沼近辺ではないかといわれている。 曽根沼(そねぬま) 所在地 滋賀県彦根市三津屋町
◆三上山
標高432メートルのなだらかな稜線が美しい三上山は、その美しい姿から「近江富士」と呼ばれる、滋賀県の郷土富士。 冬場はダイヤモンド富士と同じように、朝陽が山頂部と重なる「ダイヤモンド近江富士」を見ることができる。琵琶湖に太陽の道がまっすぐ光る様子は息をのむような美しさだ。 所在地 滋賀県野洲市