「控えでいい」? その真意は 広島カープの “ユーティリティープレーヤー” 上本崇司 プロ12年目の本音 自主トレを天谷宗一郎さんが密着取材
上本崇司 選手 「やっているんですけど…。まだ重量とか、もうちょっと上がってくるし、回数もやっぱり増えるので。あと、ランニング量も増えてくるので、はい」 天谷宗一郎 さん 「昨年までとはたぶん追い込み方が変わってくると思うんですが、そういうことに関しての不安とかは?」 上本崇司 選手 「不安はあるんですけど、でも、やっとかないと。やっぱり後悔したくないので」 天谷宗一郎 さん 「個人的に盗塁(昨季8)が、崇司と一緒にやって崇司のポテンシャルを知っているからこそ、もっと増えてほしいなと。どう? もっと行けたのか」 上本崇司 選手 「全然、行けました」 天谷宗一郎 さん 「ああ、やっぱり。それはやっぱり体調的なコンディション的なものもあった?」 上本崇司 選手 「…もあるんですけど、やっぱりアウトになりたくないので。そこの勇気がなかったっていう部分もあります」 天谷宗一郎 さん 「個人的には20盗塁は行ってほしい」 上本崇司 選手 「(笑)20はちょっと…」 天谷宗一郎 さん 「とりあえず、ことしの目標はぼく、盗塁は2けた行ってほしいなと思って」 上本崇司 選手 「そうですね。試合に出られれば(笑)」 天谷宗一郎 さん 「いつもそう。『控えでいい』っていうふうに言いますけど…」 上本崇司 選手 「いつかはチャンスは巡ってくるので。昨年もそうでしたけど、最初はもう試合にあんまり出られなかったので、『なにくそ』っていう気持ちでずっと待っていました」 天谷宗一郎 さん 「その準備をもう1月からそう考えているってことでしょ」 上本崇司 選手 「いや、もう、そこ。そこしか考えていないです」 天谷宗一郎 さん 「そうか。そこにちょっと今、大きな衝撃を受けた。(現役のとき、)そんなことを考えてもなかったから(笑)」 上本崇司 選手 「(笑)ぼくも最初は考えていなかったです」 天谷宗一郎 さん 「いつぐらいから?」 上本崇司 選手 「5年ぐらい経ちますかね。もう、クビになるかなと思ったときぐらいから、何か変えないといけないなと思って」