【GW帰省前に読みたい】久しぶりの実家で遭遇した<家・介護・墓>家族のもめごとエピソード3つ
今年もGWがやってきました。久々に実家に帰る、という人も多いのではないでしょうか。両親やきょうだい、親戚などと顔を合わせる機会ですから楽しく過ごしたいところですね。 【グラフなど3枚】65歳以上の半数が「自分の介護はプロに任せたい」と考えている!意識調査の結果を見る(出所:内閣府) 団らんの際には介護、お墓、お葬式などの大切な話題にもふれておきたいもの。しかし、こうした話に「お金」のことが絡んでくるとそれぞれの思惑から誤解が生じ、親族内のもめごとに発展することも。 「大型連休に大型トラブル勃発」なんてことは避けたい事態ですよね。 ということで今回は、筆者の周りで起こった「帰省時の、親族もめごとエピソード」を紹介。あわせて介護やお墓などにまつわるデータもみていきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【ケース1】「汚屋敷」と化した実家で起きた、生前整理をめぐる親子バトル
●断捨離を強引に進める娘に両親猛反発! 80歳代の両親が暮らす実家に久々に帰省したAさん。ところが家の中がガラクタだらけ。キレイ好きな母がいつも家の中を整理整頓していたのに、何かあったのかと思わず目を疑ったそうです。 「こんなガラクタまで取っておくの? どうせ使わないのなら捨てるか売るかして片付けなきゃ!」と生前整理の手配をしようとすると、両親の猛反発にあったとのこと。 一見“ガラクタ”に見えたかもしれませんが、それらの中にはご両親の趣味の道具や思い出の品々も含まれているはず。強硬手段に出ようとすると親子関係に亀裂が入ってしまうことにもなりかねません。ご両親の様子も注意しながら、焦らずにさりげなく生前整理の必要性を伝えられるようにするとよいですね。 両親ともに几帳面で掃除も大好きだったはずなのに、時を経て実家がゴミ屋敷状態になっていてショックを受けるというのは実はよくある話。ただ、部屋の状態をまずはよく観察してみましょう。 体力がなくなって片付けが億劫になっただけではなく、同じ日用品の大量のストックがあったり、明らかなゴミが捨てずに置かれたりしていたら、要注意。 単に片付けの問題だけではなく、その背景には親の認知能力の低下があるかもしれません。 「これってもしや、認知症の兆候?」と感じる節があれば、しかるべき医療や介護に繋げてあげられると良いですね。大型連休の帰省時は、こうした親の変化に気が付いてあげる絶好のチャンスです。 次のエピソードは、親の介護をめぐって起きたきょうだいトラブルのお話。