“ブラック・エージェント”個人情報が大量流出…当局が軍関係者の逮捕状請求 韓国
韓国軍で身分を偽装して海外で活動する“ブラック・エージェント”と呼ばれる要員の個人情報が大量に流出し、当局が軍関係者の逮捕状を請求したことがわかりました。 韓国メディアによりますと、韓国の軍機密保護法違反の疑いで逮捕状が請求されたのは韓国軍の情報機関、「情報司令部」に所属する関係者です。この関係者は「情報司令部」に所属しながら、身分を偽装して海外で情報活動にあたる「ブラック・エージェント」などと呼ばれる人物らの本名や年齢のほか、活動する国などを漏えいした疑いがもたれています。 漏えいした情報は最大で数千件に及ぶ可能性も指摘されています。漏えい先は中国にいる朝鮮族とみられ、情報が最終的に北朝鮮の情報機関である「偵察総局」に渡った可能性があるとみられています。 一方、逮捕状が請求されている関係者は自らのパソコンがハッキングされたなどと話し、漏えいを否定しています。今回の漏えいを受け、中国で働く情報機関の要員の一部がすでに韓国に帰国したということです。