レオパレスが施工不良問題で中間報告(全文1)現時点で425名が退出
違法建築だという認識はあったのか
テレビ朝日:恐れ入ります。テレビ朝日の平石と申します。まずこの報告書の中では、中間報告ということですけれども、当時の社長の指示についても触れられていますけれども、その際に、違法建築だという認識はあったんでしょうか。 蘆田:そちらにつきましても、関係者からのヒアリングを通して今後の最終調査結果までに明らかになると考えております。 テレビ朝日:一連のこうした問題について、現社長、もうお辞めになったということになりますけれども、英世社長が把握されたのはいつということになるのでしょうか。 蘆田:今の現社長が認識したっていうのは、どの点についてでしょうか。 テレビ朝日:この一連の問題があることを発覚したことについて把握されたのは、いつということになるんでしょうか。 山口:それは当初の4月の27日の記載のとおり、昨年の3月以降、調査の過程で把握したということでございます。 テレビ朝日:そのあとも問題について、存在することを認めなかった上に、当時の社長の指示もあったということがこの報告書に記されていますけれども、その点について会社として今どのようにお考えでしょうか。 蘆田:経緯としましては、今、山口が申し上げたとおりでございますので、繰り返しですが、今後の調査の結果を待ってということですね。 テレビ朝日:細かい点も多数あるんですけども、まず、例えばオーナーが持っている設計図と現場が持っている設計図が違うという指摘があるんですけれども、これも指示の下になされていたものなのか、この点についてはいかがでしょうか。 蘆田:そこは指示ではなくて、確認申請等に行う図面と施工に使う施工マニュアルを異なった部署で作られていて、そちらの管理がずさんだったと言えばそれまでなんですが、そこによって不整合が生じたまま現場の施工がなされたということでございます。 テレビ朝日:そうするとこれは意図的なものではないと、明確におっしゃる。 蘆田:そちら、明確に言えます。あくまで管理がずさんだったということです。 テレビ朝日:結果的には、ただオーナーが持っているものと違うものが出来上がってしまったという点において、オーナー、それから入居者に対しても、欺く形になっていますが、この点についてはいかがでしょうか。 蘆田:結果としてそうなってございますので、1日も早く調査を進め、必要な是正を行って、特定【行政庁 00:11:07】とも協議させていただきながら、最終的に問題がない物件に仕上げていくというのが当社としてやるべきことだと考えております。 テレビ朝日:あと、グラスウールであるべきところが発泡ウレタンになっていたということを、この報告書にも書かれていますけれども、こうした理由はなんなんでしょうか。 蘆田:施工効率を上げるために、さまざまな工夫をしてくっていうのが、通常の企業として行うべきことかと思われますけども、その中で企業として必要なことをやったんですけども、必要な手続きが漏れていたというふうに理解してます。 テレビ朝日:グラスウールを発泡ウレタンにすることで、どのような会社としてのメリットが存在したという、もう少し詳しく教えていただけますか。 平坂:その件につきましては、まず工場での生産効率の向上という形になりまして、工場でもともと作ってましたパネル、これを効率化できないかという形で、工場の製作過程を軽減させる、もしくは効率化を図るためにやったという形になっておりますので、その段階では、ただ、違法性の確認はちょっとしてなかったという形になります。 テレビ朝日:工期だけの問題。 平坂:工場での製作効率の問題です。 テレビ朝日:金銭的なものは含まれない。 平坂:関係ございません。 テレビ朝日:あと最後に1点だけすいません。今後、入居者の皆さんの引っ越しについては、会社としてどう対応されていくんでしょうか。 蘆田:現在、入居者の皆さまに対しましては、当初、ポスティング、そのあと当社の賃貸の入居者さまのご案内、ご対応をさせていただく部署のほうから個別にご連絡申し上げて、お客さまの都合を最優先にしながら、住み替えのご提案を行っている最中でございます。 司会:真ん中のちょうど中心の方。