中日・加藤竜 在籍1年で異例の野手転向 「必死にやっていきたい」 戦力外通告後に育成選手契約
2023年のドラフト6位で東邦ガスから入団した加藤竜が29日、在籍1年で異例の野手転向となった。戦力外通告後に野手としての育成選手契約を打診され、了承した。 「また一からなので練習は人の何倍もしないといけない。必死にやっていきたい」 1メートル85、100キロの即戦力右腕と期待されるも1軍登板はなし。大阪偕星学園では投手兼外野手だった。2軍打撃練習を行った際、左右両打席で柵越えを連発。加藤宏幸球団本部長は「井上監督が“打球速度180キロだから大谷翔平並み”だと」と、2軍監督だった現指揮官からの猛プッシュがあったことを明かした。 「当たれば飛ぶ。まずはしっかりバットに当てられるように」 大学進学時には立命大のアメリカンフットボール部のセレクションに特待生で合格した抜群の身体能力。同じく野手転向で才能が開花した指揮官のような“一樹ロード”を目指す。 (山添 晴治)